【現役美容師が解説】パーマとデジタルパーマの違いとは?失敗しないための完全ガイド

【現役美容師が解説】パーマとデジタルパーマの違いとは?失敗しないための完全ガイド

美容室でカウンセリングをしていると、必ずと言っていいほど出てくる質問が「パーマとデジタルパーマって何が違うんですか?」というものです。名前は似ていますが、仕組み・仕上がり・向いている人はまったく違います。違いを理解せずに選んでしまうと、「思ってたのと違う」「扱いにくい」「傷んだだけだった」という失敗につながりやすいのも事実です。

この記事では、現役美容師の立場から、パーマ(コールドパーマ)とデジタルパーマの違いを、仕組み・仕上がり・ダメージ・スタイリング・向いている髪質や年代別の視点まで含めて詳しく解説します。これからパーマを考えている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

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■ パーマ(コールドパーマ)とは?

一般的に「パーマ」と呼ばれているものは、正式にはコールドパーマと言います。薬剤の力だけを使って、常温で髪の形状を変化させる技術です。

ロッドを巻き、1剤で髪の内部結合を切り、2剤で再結合させるという工程はデジタルパーマと同じですが、最大の違いは「熱を使わない」点にあります。

【特徴】
・根元から中間までかけられる
・柔らかく自然な動きが出やすい
・濡れている時にカールが強く出る

【仕上がりの傾向】
コールドパーマは、濡れている時が一番カールがはっきり出ます。乾かすとカールはややゆるくなり、空気を含んだような質感になります。そのため、ムースやワックスなどのスタイリング剤を使うことで完成度が上がるパーマです。

【向いている人】
・トップや根元にボリュームが欲しい
・ショート〜ミディアムヘア
・毎日スタイリング剤を使う習慣がある
・ナチュラルな動きが好き

【注意点】
ロングヘアの場合、重さでカールがだれやすく、持ちが弱く感じることがあります。また、乾かし方によって仕上がりに差が出やすいため、ある程度のスタイリング技術が必要です。

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■ デジタルパーマとは?

デジタルパーマは、薬剤に加えて「熱」を使ってカールを形成するパーマです。ロッドにコードがついており、60〜90℃前後の熱を加えながら形を記憶させます。

【特徴】
・毛先中心にしっかりカールが出る
・乾いた時にカールが一番きれい
・コテで巻いたような仕上がり

【仕上がりの傾向】
デジタルパーマは乾いた状態でカールが強く出ます。濡れている時は意外とゆるく見えますが、乾かすとくっきりとしたカールが出るのが最大の特徴です。そのため、朝は乾かすだけで形になりやすく、スタイリングが苦手な方にも人気があります。

【向いている人】
・ミディアム〜ロングヘア
・毛先にしっかりカールが欲しい
・朝のスタイリングを楽にしたい
・コテ巻き風のデザインが好き

【注意点】
熱を使う分、髪への負担はコールドパーマより大きくなります。細毛・ブリーチ毛・ハイライトが多い髪には注意が必要で、状態によっては施術をおすすめしない場合もあります。また、根元からは基本的にかけられません。
パーマ後の髪にも使える白髪ぼかしケア

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■ パーマとデジタルパーマの違いを比較

・カールが強く出るタイミング
パーマ:濡れている時
デジタルパーマ:乾いている時

・かけられる位置
パーマ:根元〜毛先まで
デジタルパーマ:中間〜毛先中心

・スタイリング
パーマ:スタイリング剤必須
デジタルパーマ:乾かすだけでも形になりやすい

・ダメージ
パーマ:比較的少なめ
デジタルパーマ:熱ダメージが加わる

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■ よくある誤解と美容師の本音

「デジタルパーマの方が長持ちする」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。実際には、髪質・ダメージレベル・カット・日々のケアによって持ちは大きく変わります。

また、「パーマはおばさんっぽくなる」というイメージを持たれる方もいますが、それはデザインやスタイリング次第です。今のパーマは、カットと組み合わせることで非常に洗練されたスタイルが作れます。

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■ 年代・髪質別おすすめ

・30〜40代でトップのボリュームが気になる方
→ 根元はパーマ、毛先はデジタルパーマの組み合わせ

・細毛・ダメージ毛の方
→ 無理にデジタルパーマを選ばず、パーマや別の選択肢を検討

・スタイリングが苦手な方
→ デジタルパーマが向いている場合が多い

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■ まとめ

パーマとデジタルパーマは、どちらが優れているというものではなく、「何を求めるか」「どんな髪質か」によって選ぶべき技術です。

大切なのは、流行やイメージだけで決めるのではなく、自分のライフスタイル・髪質・ダメージ履歴を理解した上で、美容師としっかり相談することです。

この記事が、あなたにとって後悔しないパーマ選びの参考になれば幸いです。

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